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 西の海を眺める野の仏       岩本山(いわもとさん)

 西の海を眺める野仏が多数ある岩本山は、「海岸から上がってくる遍路道」(「歴史の道調査報告書第12集」平成10年3月新潟県教育委員会)で、岩本山とともに「庚申塔、足尾山、地蔵、如意輪観音、その他不明な石塔などが並んでいる。」( 同 )

 この遍路道は、国道沿いの海岸にある高崎集落から登る急傾斜な道で現在は通行出来ません。(未整備)この付近にも石丁場があった所です。

 多数のお地蔵さまは、どのような願いが込められているのか、明確ではありませんが、岩本山の文字が刻まれた岩は、男女に見立てられ信仰されてきたようです。
 日本海の厳しい風雪に耐えた野仏の歴史を感じさせてくれます。(結構、願いが叶うのとの評もあります。)

岩本山(写真)

 右が男性のシンボルで、左が女性でくびれの草は、刈ってはならないと言われています。写真右下には「岩本山」と刻まれています。

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 急な遍路道が終わったところに、下写真があります。「地元の古老によればずっと以前からここにあり、さわって子宝を願ったのだろう」(「越佐旅の絵本」発行:新潟交通1998年7月)との男性のシンボルも

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